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  • 執筆者の写真Naoki.

愛することと、愛されること。

君と過ごす時間が

突然

だけど自然に


穏やかになった



今までは穏やかじゃなかったとかではないんだけど


って言いたいけど


まるで吹き荒れる嵐の中にいるかのようだったのは確かで


ドラマは突然に

なんて聞いたことがある気がするけど

ドラマじゃなくて

事故か事件なんじゃないかって

本当にそれくらいに思っていた



君と

出会わなければよかったとさえ

思ったくらい





俺らは

本当に色々あって

ありすぎただけじゃなくて

一つ一つに

心を激しく消耗して

なのに何度もやり直して

何度も離れようとして―――――



最後の日は

もうだめだと思った

さすがに


きっと

君も同じだったろ



それでも

君は

必死でさ

力尽きそうな姿で


そして俺は

最後の余力で

君の名前を呼んだんだ




あの夜

やっと変われたんだと思う


水が満ちて

やっと溢れたみたいに

君は

あの時

自分の内面の弱さを全部

吐き出して

泣いた


泣いて

泣いて

泣いた


それでも懸命に言葉を紡いでいた



俺はそんな君の姿を

途中心が痛すぎて見れなくなったり

また君に視線を戻したりしながら聞いていたよ



あの時の言葉たちが

どんな日の

どんな時の『好き』よりこの心の奥に響いて



俺たちは

それまでの過去の様々な痛みを

やっと

本当に

流せたんだと思う






って


思っていた


昨日まで





俺が

変われていなかったってことに


大切なことに


気付けていなかった





俺が


愛されたいと


願えていなかったことに



今日


やっと


気付いた





愛したいと

君は俺に手を伸ばしだして

今までよりずっと伸びてくるのに


なのに

俺は

自分が愛されることを

ちゃんと望めていなくて

君に愛することを

させないでいたんだなって



愛されることは

相手からすると愛することで

だから

愛することと愛されることはイコールなのに

全然気付かなかったよ





ごめん





今夜君に

このことを伝えようと

帰りを待ってる







君も

愛することに歓びを感じるなら



君から


愛されたい




そうだね

育んでいこう


愛してる。




Naoki.




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