• Naoki.

儚さゆえに。

最終更新: 2020年10月24日

人生は

一瞬の積み重ねだと思うのです。

何故服を作っているのか。

そう聞かれることがあって。

聞かれる度に

ただ

なんでもいいから服を作っているわけではないことを

痛感するのです。

人生は

儚い一瞬でできている――――。

つまり

時はいつだって儚くて

二度と戻ってこない。

またあの景色を見たいと願っても

全く同じものは

二度と手に入らない。

そんな

儚い線上を歩む僕らです。

でも

どこかの一瞬が煌めけば

次の瞬間は

きっと君が誰より輝き

まるで

全ては君のためにあるかのように

君を照らすことを

君も知るはずで。

ただ服が好きなだけなら

僕はたぶん

自分の服だけ作って

満足していたかも。

でも

そうじゃない。

それにとどまらない。

影があって光がさす

そんな人生の物語の一瞬に

君が輝けばいい。

服ほど君のかけがえのない一瞬に君に寄り添うカタチはないから。

心から

切ないほどに

喘ぐ想いが

願いになって

服というカタチになっています。

筆をとり絵を描く

その一時に思うことは

ただ一つ。

この絵にスパークする君が

どうか

どうか

変えられない瞬間に

誰よりも輝きますようにと。

君の人生は

君が主人公で。

そんな当たり前のことが

当たり前に物語を紡ぐことができますように。

誰かの真似をするわけではない。

誰かの続きを歩むでもない。

君が君でいることが

最大の価値である。

君の

正しく望むことの全てが

タイミングよく叶いますように。

儚い一瞬を歩み続ける

儚い時を手に入れて生まれた

美しい君だから。

そんな君に

儚い時を繋いで

二度とない

手にした君だけのための服を作ります。

栄光の一瞬に捧げるために―――。

Naoki