• Naoki.

儚い時を紡いで、明日を望むとして。

人は

明日どうなるか

分からない時間の中で

人と繋がる。


僕も

おんなじだ。




強めのボルドーを着て

君が笑った。


僕も笑ったら

君は下を向いた。


そして

その顔を上げかけて

また下を向く。

それを何度か繰り返して

やっと

もう一度

僕を見上げた。


すると今度は

僕の方が言葉に詰まって。


しばらく時間がかかって

やっと

ありがとうって

伝えられたんだっけ。



僕と君の間で話している話はまだ未完成で。

きっと

このまま未完成なんだろう。


だけど

今日僕らは

向き合って時間を紡いで

未完成の話は

こうして

続きが描かれている。


だから

明日も

当然あるものと思ってしまう?



でも

人はさ

明日もあると思うと

きっと

想像以上に早く

失ってしまうかもしれなくて。


だから

僕は

今しかない時を

ちゃんと選択したいのかもしれない。


明日は

望むとして

明日をちゃんと紡げるように

今日を描いてみよう。

もし

明日を紡げなくても

後悔のないように。




『今日のあなたは

温度が高いというより

色が鮮やかね』


君の言葉で

僕は

今日の僕を知れたような気がした。


だけど

もっと知りたくて

君が覗いているレンズを

そっちに回って

覗いてみたくなったんだ。


それは

僕を知りたいんじゃなかった。


君が見ている情景を

同じように見れたらと思ったんだ。


君の内側の色彩に

触れたいと思ったから。




いつか

離さなければならないことを

知りながら


僕によって君の人生が

変わってしまうかもしれないことを

恐れながら


君が僕に尽くしてくれるその全てから

想像以上の君の強さを知って


また


君が僕に向かって劇的に変化する姿を見つめ


僕の心は

よく知る高揚とは違う

少しの緊張感に

気持ちが熱を帯びて

高まる感覚と静けさが同時に

混ざり合って


そう

凄まじく音をたてた―――。



月が満ちては欠けるように

ずっと同じではいられないけど


変化することで森羅万象が保たれているように

僕らも変化し続けることで共にあれるなら


それが

きっと

一番いいカタチ。



でも

明日は分からない。

だから

今日の君の覚悟に

僕は

今日応えたい。

明日後悔しないように。



Naoki.