• Naoki.

僕の理解をひろげるもの。

『女は恐怖で身をふるわせ息ができない。

大慌てで子どもを胸に押しつけて

なにかを恐れるかのように

子どもを抱きかかえる。

駆け足でほとんど息もできない。

岩から遠くはなれても

振り返りはしない。

森の近くの斜面を下り

恐怖と喜びに満ちて

森の粗末な小屋のなかで立ち尽くす。


女は、神に

熱烈な感謝を捧げている!

頬を伝わる涙を見るがいい!

子どもに身を寄せ

額、手、唇に口づけをするようすを。

そして全身から歓喜がほとばしるがごとく

胸に抱きしめる!』

-エルベンの詩集「花束」より-



ね。

すごいですよね。


途中を途中だけ抜粋したので

なんのこっちゃ

分からないとは思うんですけど。


さっき

チェコのなぞなぞの話をしていて。

ここには

こんなことを

書きたくなりました。


これは

チェコの有名な文学者が

民話に基づいて書いた詩だそうなのですが。


こういう雰囲気で

こんなに鬼気迫る民話は

少なくとも僕は

このへんの国の民話では

読んだことがないです。


民話を基にした って言ってるから

これが原作じゃないのかもしれないけど。


しかも

詩にしては長すぎて

もう

ほとんどお話なのですが。


とにかく

すごいんですよね。


子どもが読む本か?っていう

レベルです。




各国の民話には

それぞれの国で

昔から大切にしてきたことや教えが

ふんだんに盛り込まれています。


それはそうだろうけど。


色んな国の民話を読むと

この教えをこんな壮大な物語で伝えるのか――――って。

思うものも多々あったり。


言葉の表現や

シチュエーションが

当然

全く違って。



『貴国および貴殿が賢明であるならば、ただちにこれに従うこと! 』


みたいな言い方とか。

出てきたり。




だから ね。


その国の民話を読むと

この国の人たちは

子どもの頃に

どんなことを胸に

様々な場面で

どのように判断し考えてきたのだろう と。


思うんですよ。


これが

根本のような気も

するんです。



おおもとを知れば

少しは

理解できる範囲が広がるかも。


それは

きっと

僕を

もっと

生きやすくしてくれるに違いない。


Naoki.