• Naoki.

これもまた、現実こそファンタジーと言えて。

ねぇ

今僕に見えている景色がさ

君にも同じく見えているとは

思いたいけど

疑うんだ。


人の目は

千差万別で

人の心も

千差万別なのだとしたら

同じくこの景色を見て

そして感じるなんてこと

それは

きっと

儚いくらいに

虚しいくらいに

難しいことなんだろう。




人の目や心が

とらえる景色は

どれだけの経験を

どんな心で受け取ってきたかが

きっと

かかわっていて。


僕と君では

随分違っているから

軋んでいるんだ。







夜が好き。

だって

夜になれば

今日を終わらせてくれるから。




泣いても

喚いても

一時停止


そして

月が

全てを薄める


そんな夜が好きだ。




橙が

金色に変わる頃に

伝えたい。







朝方に泣いた誰かの泣き声

今さら思い出して

心が重くなる。


その言葉

行動

涙の全てで見せた

矛盾


それでも

なお僕を求める理由は?


その答えが

はっきりすることは

なかった。







ねぇ

恐怖も

不安も

主観的なそれだとして


なら

怖がらないことも

不安を消すことも

できるはずなんだけど


どうして

できないのだろう。







関係を壊したくないと言う。


それなら

覚悟が必要で。


自分しか見えていない君に

僕が見えるのかな。







日が落ちて

次の日を迎えようとする時間にも

水は綺麗で

波は静かで

光は変わらないのに

僕の心は

濁ったり

荒れたり

変わりゆくんだ。







声がリフレイン


たった一言のそれ


だから目を閉じる


闇に光さして



そんな夜の煌めき







いつか

現実こそファンタジーだと言った。


それは

確かに

こういう意味でもあるんだな


確かにそこに

君の存在を確認できるのに

君とのストーリーは

まるで

まるでファンタジーだ。




見えているようで見えていない

触れられるようで触れられない

そんな

ファンタジーだ。



Naoki.