

僕たちは
美術家です。
まず
絵を描くことから始まります。
高鳴る鼓動そのもののような感情を。
それを生地に
革に
硝子に印刷して
カタチにしたりもします。
誰かの人生のひとときに寄り添うことさえ
僕たちにとっては
美術である。
どうぞお見知りおきを。
僕たちは
美術家です。

パターン
デザイン。
服を作るときは
描かれた絵が柄になった生地と
調和されるラインやディテールをデザインします。
つまり
どんな形の服にするのか?
というところ。
だから型紙を作ります。
もちろん
直接手でおこしています。



曲線。
僕たちは
曲線に美を見出し
曲線が魅せる美しさを愛しています。
体はどこをとっても直線がありません。
生地との調和を大切にすると同時に
そんな体の立体と調和する曲線を
大切にしています。

雑貨。
描かれた絵が
本革に印刷されて
クラッチバッグやカードケースになったり
ガラスに印刷されて
グラスになったりもします。
そのときは
ロンドンの職人に頼んでいるので
最終的に英国製になって帰ってきます。


思い。
世界は
思いで溢れている。
僕たちは
そう感じています。
例えば夕日を見ながら明日に願い
今日の思いを胸に抱き
そして
夜の空気に誰かを想う。
そんな世界を
朝に夜に光は照らし
僕たちはいつだって
見上げれば注がれていることを知れます。
注がれている全てを
思いっきり受け入れて
歓び生きる僕たちでありたい。
そう祈りながら
今日も
絵を描き
服を縫い
デザインしています。